真ん中が一番いい。

中間地点、という言葉を聞いた。

子育ての世界の先生からのお話。ようするに「たまりば」「井戸端」と言っていた「なんでもない場所」のことだろう。

その方は「寺がその機能を果たしていた」とおっしゃった。なるほど。

いまや、店は敷地ぎりぎりまで店であり、
空き地はすぐに囲われ、あるいは空き地でいる時間がないほどすぐに何かが建つ。
すべては消費のために高度にブラッシュアップされ、隙間がなくなる。

子どもができたら
子どもが騒ぐなら
高齢になったら
受傷したら

それぞれにまた消費するプログラムが速やかに提示される。

たとえばお母さんたちのたまり場がない。
子どもがDSで遊べる場所をマクドナルドは速やかに提供できる。

いっぽう、NPOや行政の子育て支援策は目立たなかったり制約があったりするもんで、当然、なかなか苦戦する。そりゃかなわないわ。


高円寺の素人の乱の松本さんは、ちょっと町を歩くだけで金がかかるフザケンナ、と怒っていた。路上を解放しよう、自分たちで遊ぼう、という。うんうん。

インディアンの専門家の北山さんは、プレーパークにもっとお年寄りが来たらもっといいのに、といった。うんうん。


まちづくりの反省は感じられる。
たとえばだけど、特定非営利活動の分野。(短く編集済)

一 保健医療、福祉の増進
二 社会教育の推進
三 まちづくりの推進
四 文化・芸術、スポーツの振興
五 環境保全
六 災害救助
七 地域安全
八 人権擁護、平和の推進
九 国際協力
十 男女共同参画社会の促進
十一 子どもの健全育成
十二 情報化社会の発展
十三 科学技術の振興を
十四 経済活動の活性化
十五 職業能力の開発、雇用機会の拡充
十六 消費者の保護

こんな風に分けてきたから、いかんのじゃないですか。

今日は古民家で、老若男女、子どももいっぱいいて、暑くて、いい空間だった。あんな場所があれば、「子育て支援」も「地域安全」も一緒に考えられるんじゃないか。

っていうか、

一緒に考えなきゃ「いけない」んじゃないのか?????

いやぁ、つくづく思うけど、一生懸命勉強したNPOに、僕はまさに洗脳されていて、いま、それがとけかかっているんだろうな。ほんと、気づくと愕然とすることばかり。


あ、今日の先生はこの方だった。
http://www.sbrain.co.jp/keyperson/K-2590.htm