「町のパン屋さん」のようなNPO

http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-523f.html
たけくまメモ: 「町のパン屋さん」のような出版社

に感じ入った。

不況とか関係なく、一線で働いているメディア業のかたがたが、「まちに出て」くる機会は増えることだろうと思う。

10年以上前に職場の報告書に、「1000人を対象にしたメディアを1000個選択できるような世の中になる」といった意味のことを書いたのだけど、意外に的外れでもなかったか。

DTPや、IT化が活性させたのは、同人誌などの業界で、NPO的な世界は、あまり進化しなかったような気がする。

仕事に、コスト削減にITを活かす、のではなく、作ることが好きな人たちにとっては、無限のエネルギーだったかもしれないが、

「ワードがうまくつかえます」とか「名刺が手作り(なんか文字がカラフル)」とか、

「おじさん達の義務」としてのITは、いいことなかった。

プロを惚れさせ、今までの仕事では得られなかった満足感を、まちで体験できるならば、NPOは「善意のボランティアにささえられて」いなくても、生き残れるように感じる。

善意も熱意も長続きしないエネルギーだけど、こと「モノづくり」においては、熱意の方が有効だ。善意に基づくと(過ぎると)、受け取る相手が見えなくなる。